巨星墜つ!!

近代歯科医療変革の推進者「Dr.Daryl R Beach 」逝去

drbeach今夏より入院、加療されていたランセンター所長、ダリル・レイモンド・ビーチ先生は去る10月29日(土)午後3時、90歳で永眠されました。
その業績は歯科医療界ひいては医療界全体に多大な影響を与え革命をもたらしました。
ここに謹んでお悔やみを申し上げ心よりご冥福をお祈りいたします。

ビーチ先生はNPO法人「PD普及の会」にとって、活動のバックボーンであり、強力な指導者でありました。同時に我々の活動を組織的にグローバル機構のNPO法人 GEPEC「Global Engineering Promotion and Education Collaborative」に加えていただき、常に情報を共有することができました。
先生は1960年代以来日本の歯科界に様々な提案を行いpdに基づく医療スキルの原則を確立しました。またその後それを一歩進めて治療の内容や対象、術者の条件などを表す包括的な数字システムを導入することによって、医療をグローバル化することを生涯の目標としていました。晩年には目標への第一歩として医師/歯科医師免状のグローバル化をASEAN、EUやWHOなど国を超えた機関に提言する構想を立てていました。

先生を失うことはlanセンターやpdpだけではなく、ご承知の通りpd診療を実践され、ゼロコンセプトの理念を指標にされている世界中の臨床家に大きな衝撃になったと思われます。